アマミシスル®研究結果
アマミシスル®(アマミシマアザミ)は奄美大島以南に分布するキク科アザミ属の多年生植物です。(学名: Cirsium brevicaule A. Gray)
「シスル(英語:Thistle)」とは「アザミ」を指し、アマミシスル®は古くから奄美群島に自生しています。
琉球大学の協力により成分分析やマウスによる実証研究が行われ、その結果、アマミシスル®には健康に良いと言われるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やペクトリナリンの他に、カルシウムやマグネシウム、食物繊維も豊富に含まれることが明らかになりました。
これまで長寿世界一を二人も輩出した奄美群島は、温暖な気候、暮らしやすい環境で、伝統的な食文化などから「長寿の島々」として注目されてきました。
アマミシスル®は古く弥生時代から奄美群島の人々の健康を支えてきた伝統野菜であり、今では機能性食品として高い評価を受けています。
欧米でのMilk Thistleの高い人気
Milk Thistle(ミルクシスル)は、地中海地方原産のアザミで、1960年代にドイツでの研究によって肝臓疾患の治療に効果があることが認識されました。肝障害の回復や疾患の予防の両方に有用であることがわかり、ミルクシスルのサプリメントは欧米を中心として非常に高い人気があります。
奄美群島のアマミシスル®も肝機能などさまざまな健康効果が研究によって明らかとなり、日本のミルクシスルとして注目度が高まっています。
❖ 肝機能への影響
肝機能障害患者でのγ-GPTの低下
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)患者でのGOT、GPT、γ-GPTの低下
高脂肪食を食べたマウスの肝臓脂質が減少(脂肪肝と肝障害を抑制)
❖ 豊富なポリフェノール
アマミシスル®にはレタス、キャベツ等の6〜7倍もの高濃度のポリフェノールが含まれています。根や茎のポリフェノール含量も比較的高く、市販の青汁原料と比較しても格段にポリフェノール濃度が高いことが特徴です。
主要なポリフェノールはペクトリナリンとクロロゲン酸です。
特にペクトリナリンは、抗酸化作用、抗炎症作用、免疫増強作用、抗腫瘍作用、肝障害抑制作用が実験的に確認されています。
❖ その他豊富な栄養成分